変形性股関節症とは???
・股関節の痛みと原因と予防
皆さんこんにちは!
整体院リハイロです。
さて今回は『変形性股関節症』についてお話ししていこうと思います。変形性股関節症とは股関節の痛みや可動域制限(動かしずらさ)をきたす股関節の疾患になります。
・股関節とはどんな関節??
そもそも「股関節」とは人間の中心部分に存在しており、車でいうとエンジンの機能を果たしてくれている部位になります。
その中で股関節には臼蓋(股関節の受け皿)と大腿骨頭(ボール)という骨が存在します。
上記の写真のように臼蓋が大腿骨頭を覆い被さっているので骨での安定性が高い関節になります。
・変形性股関節症とは??
先ほどお伝えしたように臼蓋が大腿骨頭を覆い被せている構造に股関節はなっているのですが、そもそも臼蓋には体重などがかかった際の衝撃を吸収するクッションが存在します。
このクッションが存在していることで股関節に負担がかかりにくい構造になっています。
しかし・・・
このクッションが加齢や過負荷(重たいものを持つなど)の衝撃が繰り返し起こることでクッション機能が低下してしまい、直接臼蓋や大腿骨頭に負荷がかかり変形してしまうことを変形性股関節症といいます。
変形性股関節症の特徴的な症状として・・・
①鼠径部の痛み(脚の付け根付近の痛み)
②股関節の可動域制限
これらが特徴的な症状になります。
ではこれらをもう少し掘り下げていくと・・・
①鼠径部の痛み
→体重をかけた際の痛み。特に立ち上がりや歩き始めに痛みが出現
②股関節の可動域制限
→靴下が履きづらい・脚の爪が切りにくい・和式トイレの使用
これらの動きに痛みが出たり日常生活にも支障をきたしやすくなります。
また動きが制限されるだけではなく症状が進行するにつれて痛みが強くなり常に痛みが生じるようになります。
また夜間痛といって夜痛みが生じ「夜寝れない」などの訴えも多くあります。
これらが変形性股関節症の特徴的な症状になります。
・予防や対策は今からでも可能!?
この変形性股関節症、先ほお伝えしたように加齢や過負荷によってクッション機能が落ちてしまうため段々と症状や変形が進行するのも特徴的な症状の一つなんです。
症状や変形が進行してしまい痛みが悪化したり日常生活に支障をきたすようになってしまうと、関節そのモノをを取り替える手術、いわゆる「人工関節」をしないといけなくなる方がたくさんおられます。
ですので『手術する前の予防』がとても大切になってきます。
今回は変形を予防する運動を1つお伝えします。自宅で簡単にできるのでお試しください♪
①腸腰筋トレーニング
腸腰筋は腰椎(腰骨)から骨盤を繋ぐ筋肉です。
ポイント:座位姿勢からスタートです
1 両手を胸のまで組み、体を前に倒します。
2 その状態から股関節を曲げてきます。
※注意点として股関節を曲げた際に体が左右前後にブレないよう行いましょう。
どうでしたか?出来ましたか?
股関節は前述したように骨性の要素が強いですが、股関節周囲にはたくさんの筋肉が付着しています。
腸腰筋も股関節周囲の筋肉なのですが、これらの筋肉には大腿骨頭を臼蓋に押し付け・はめ込む働きがあります。
ですのでこれらの筋肉をトレーニングすることで大腿骨頭を臼蓋から外しずらくなります。
結果、股関節が安定し変形性股関節症の予防に繋がります!
まずはこの運動を一度試してみてください。
それでも股関節の痛みが強い、歩き始めが痛い、立ちにくいなどの症状でお悩みの方はお気軽に整体院リハイロにご相談ください。
ご連絡お待ちしております。