股関節の硬さと腰椎椎間板ヘルニアの関係性
皆さんこんにちは!
整体院リハイロです。
今日は、以前お話ししたヘルニアについてもう少し詳しく解説していこうと思います。
〜前回までのおさらい〜
人間の腰骨は全部で5つあり、背骨には背骨と背骨をつなぐクッション「椎間板」があります。
このクッションの役割がある椎間板の一部が飛び出してしまい、神経を圧迫することで足に痺れがでたり、足に力が入りにくくなったりする病態を腰椎椎間板ヘルニアと言います。
「座った姿勢」「立った姿勢」「寝ている状態から立った姿勢」この3つが椎間板に負荷・ストレスを与えている姿勢です。
ここまでが前回までの内容になります。
今回は、この姿勢にプラスして椎間板に負荷がかかりやすくなる動きである「体を捻る」動きについて解説していきます。
・体を捻る動きとヘルニアの関係性
体を捻る動作がヘルニアとどのように関連しているかというと、股関節の筋肉が硬いことが大きく影響します。
どういう事かわかりませんよね!
ここから詳しく解説していきます。
そもそも腰骨は曲げたり伸ばしたりという動きは得意なのですが、捻る動きはほとんど腰では起きません。
腰は「椎間関節」という関節で出来ており、骨の形状的に曲げたり伸ばしたりの動きは得意ですが、捻る動きはほとんど出来ない構造になっています。
しかし、ある動きを加えると普通は起こりづらい捻る動きができるようになります。
それは側屈という身体を横に倒す動きになります。
この側屈の動きが加わると普段は動きづらい腰の「捻る」動きが起きやすくなってしまいます。
そしてこの側屈の動きと股関節の筋肉の硬さは関連が強いんです!
なぜかというと股関節の筋肉は多くが骨盤についており、股関節の筋肉が硬くなることで骨盤が歪むからです。
そうなるとその上にある腰骨までも歪んだ状態になります。
この時、前述した側屈という動きが腰骨に生じます。
例を挙げるとしたら、股関節筋の中で大腿筋膜張筋といった筋肉が存在します。
この筋肉、骨盤の上前腸骨棘という骨から太ももの外側まで伸びている大きな筋肉になります。
仮に右側の大腿筋膜張筋が硬くなっていると右の骨盤を下方に引っ張ってしまいます。
骨盤を下方に引っ張ってしまうと、背骨もつられて骨盤が倒れた側に倒れてしまいます
もうこれで腰骨に側屈が起こってしまっています。
なので股関節筋が硬い状態で重たいものを持ったりすると、より椎間板に負荷がかかります。
この状態が長年続いてしまうと、椎間板ヘルニアになる可能性がかなり高くなります。
なのでヘルニアを予防するには、股関節の硬さを改善する必要があります。
今日挙げた大腿筋膜張筋は一部の筋肉です。
他にもたくさん股関節筋は存在しており、筋肉のどこが硬いかを詳しく検査する必要があります。
現在、腰痛でお悩みの方は是非一度整体院リハイロへご相談ください。最後まで読んで頂きありがとうございました。