浅い呼吸は不調の原因に???
皆さんこんにちは!
整体院リハイロ三吉店です。
今回は呼吸について解説させていただきます。
人が1日に行う呼吸の回数をご存知ですか?
実は1日に2万回以上の呼吸を行っています。
平均すると1分間に15~20回ほどで、運動を行っている時には5倍もの呼吸数になると言われています。
この呼吸ですが、「浅い呼吸」と「深い呼吸」と言われるものがあります。
実はお身体の不調が生じている方は浅い呼吸になっている可能性が高いです。
ここからは、なぜ浅い呼吸になってしまうのかを解説していきます。
・浅い呼吸になる要因とは???
浅い呼吸になる時には、不安が強い時や緊張状態の時など心理的な要因もありますが、もっと関連が深い原因があります。
それは、上半身の硬さです!
呼吸は肺で行うものですが、その肺を取り囲んでいるのが肋骨や呼吸に関係する筋肉です。
息を吸うと肺に空気が入り、肺は風船のように大きく広がります。
息を吐く時には空気が抜けるため元の状態に戻ります。
お気づきになりましたか?
肋骨の動きが悪くなったり呼吸に関係する筋肉が硬くなると、肺が広がりにくくなり、結果的に大きく息を吸うことができない浅い呼吸になってしまいます。
つまり呼吸が浅くなっている方や深い呼吸が難しい方は、上半身が硬くなっている可能性が高いです。
・深い呼吸はどんな時にしている???
深い呼吸とはリラックスできている時にできている呼吸です。
イメージしやすい深い呼吸としては、マッサージを受けていたり温泉などに浸かっている時です。
あー気持ちいい♪となっている時は、ゆっくりと深い呼吸ができています。
常に深い呼吸をキープする必要はありませんが、呼吸が浅くなっている方は身体も心もリラックスできていない状態にあることが示唆されます。
・呼吸に関係する筋肉とは???
呼吸に最も関係する筋肉は「横隔膜:おうかくまく」と言われる筋肉です。
横隔膜とはドーム状の薄い筋肉でできた膜のことです。
横隔膜が収縮すると肺が膨らみ、弛緩すると肺が元の状態に戻ります。
横隔膜は背中や肋骨に付着し腹筋とも連動して働く為、横隔膜の働きが悪くなると呼吸以外にも体のバランスを崩してしまう可能性があります。
・自律神経の影響も!
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経はアクティブな動きの時に働きやすく、副交感神経はリラックス状態にある時に働いています。
電気のスイッチに例えるなら、電気をつけた時が交感神経。
電気を消すと副交感神経が働いている状態です。
なんとなくイメージできましたか?
交感神経と副交感神経の天秤バランスが崩れ、交感神経が優位になると筋肉は硬くなります。
筋肉が硬くなるということは呼吸に関係する筋肉にも影響が出てしまいます。
また、肋骨周りにも多くの筋肉がある為、肋骨が拡がりにくくなり深い呼吸が難しくなります。
・浅い呼吸の改善方法
①上半身の硬さを解消していく
上半身の筋肉は呼吸に深く関係しています。
横隔膜を始め腹筋や背筋、肩の筋肉に至るまで肋骨の動きに関係してくるからです。
筋肉の硬さを解消するためにはストレッチやボールを使用したマッサージが効果的です。
また、筋肉には姿勢を覚えるという特性があるため、3~4週間継続して運動を行っていく必要があります。
②姿勢を変える
呼吸が浅い方に多い特徴が異常なまでの肩周りの筋肉の硬さです。
猫背になっていたり、スマホの操作時間が長いなど下を向く姿勢や背中が丸まっていると、肩周りや胸筋が硬くなってしまいます。
③自律神経系のバランスを整える
交感神経系が優位に働いている時は、背中の筋肉が硬くなりやすい傾向にあります。
就寝前に背中周りのストレッチを行いリラックス状態を作ることで副交感神経系の働きを良くしていくことで自律神経のバランスを整えていきましょう。
根本的から体を整える施術、運動でお体のお悩みを解消していきたい方は、ぜひ整体院リハイロへご相談ください。
あなたの不調の原因を細かく検査し、最短で良くなるように全力でサポートさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪